SS
嘘(アレシュ) 裏注意!
「んん……っく」
アレクセイにされる時、いつも思う事がある。
(名前を呼んでも、手をのばしても………返ってこない)
シュウ゛ァーンはアレクセイが好きだった。
しかし、今までその事を伝えたことはない。
「いっ……あ!んぁぁ…」
きっとアレクセイは自分を玩具としか思ってないから。
「あ、んんっ!ひゃらぁっ、あれくせ……ぁあ!」
やっぱり返ってはこない。
でも好きで。
「好き……です、アレクセイ」
「…………!」
繋がりの部分の圧迫感が増した気がする。
アレクセイは、シュヴァーンの汗ばんだ前髪を拭って言った。
「愛している……」
「………!!」
嘘だ、と言いたくなった。
でも、紅い瞳はいつになく優しく揺れていた。
「シュヴァーン…!」
シュヴァーンは泣いた。
「アレクセイ……」
掻き抱かれるのも、こんな時に名前を呼び返されるのも、
全てが初めてで
嬉しかった。
初めて温もりを感じる事ができた。
それだけで幸せだった。
「あっ」
再び動き出すアレクセイにしがみつき、言った。
「アレクセイ、愛しています」
「私もだ…シュヴァーン」
たとえ嘘だったとしても。
今、温かいから、
それでいい。
「あっ、……!ぅああああぁ!?」
「……っ!」
二人同時にイッたのはいつぶりだろう。
一緒にいけた事でさえも幸せに感じられた。
(嘘でも……いいです)
そう呟いたが、アレクセイの耳に届く事は無かった。
END
うわああああああ恥ずかしい!!!
打ってて震えが止まらんかったわww
[*前へ][次へ#]
無料HPエムペ!