12 ありがとう(後書き)
最後は共同生活―跡部が建築費を出し、宍戸が建築した―という終わりでした。
四人は本当の幸せをつかみました。
ラストエンディングは跡部とこもも、宍戸とリョウ(当時は純で連載)の組み合わせでした〜。
こももは仁王のママ様の化粧品会社専属モデルとして、跡部は財閥の社長秘書として父のとなりで働き、宍戸は建築会社に勤め、リョウは宍戸について歩きながら仕事をしてます。
四人は支え・支えられずっと幸せに生活するのです。
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さて、このお話の後にこももと景吾に子供が出来たのか、リョウと宍戸に子供が出来たのかは秘密ですv
出来たとしたら、百吾(ももあ)・綾亮(りょうすけ)にしたいと思っていました。
実は連載を始めるにあたり、純(リョウに当たる)の名前を“綾”にしようとしました。
しかし、それでは宍戸落ちだとみなさまに感づかれると思い、急遽“純”に変更したのです。
でも子供の名前は譲れなかった、というわけで*笑
それで新しく犬ラヴを連載する際は「おまえは俺と同じ名前な!」と宍戸が言ったことで“リョウ(漢字にすると綾)”となったわけです。
だから綾亮。
こももに至ってはまんまです。
100歳(百歳)までしぶとく生きそうなんで子供は“桃”を使わず“百”で百吾。
「百吾待ちなさぁい!」
「ママなんかにつかまらないもんね!あっかんべぇ!」
「百吾待ちやがれ!」
こももと景吾の子供はやんちゃな女の子に対し、
「ママ?おれのほんしらね?」
『さっきパパがかたずけてたよ?』
「あ、さっき本棚しまったぜ?ちゃんとかたずけねぇとダメだろ?」
「ごめんなさーい。」
綾亮は素直でいい子なのです*笑
きっとこももとリョウの遺伝子がパパたちより強かったんだーなんて思ってます。
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さてさて、宍戸の建てた住居に赤也やブンを愛車に乗せて仁王がしょっちゅう来ます。
「こもも〜跡部さんたちからかって遊ぼうぜ?」
「いいね〜。気合い入れて変装するよー!ブンちゃん手伝ってね!」
「まっかせろーい!」
と仁王(女ver.)に変装させたり、リョウになりすましたりしてきっと三人、若干四人で悪さをするのです。
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犬ラヴは“犬も歩けば棒に当たる”ということわざからとりました。
犬だって真剣に生きてるんだから、棒に当たってばっかりなんて!というこももの言葉が鍵でした。
だからこももはリョウが幸せになれるようにあれやこれやーと、やったわけなのです。
“犬には愛情を”
それが犬ラヴの発端でした。
跡部景吾。
宍戸亮。
仁王こもも。
宍戸リョウ。(旧姓跡部)
この四人に本当に感謝します。
來恋はこももみたいにお世話焼きなところがあるんです。
でも、自分に足りない部分が沢山あって、それをこももが実現してくれました。
大切なこももだからこそ、宍戸と別れてから一人にさせられなかったんです。
長い時を経て、景吾と愛し合うことが出来たんでそれでよしです!
幸せは自分で掴むもの。
そう彼らに教わりました。
最後の最後までお付き合いくださり、みなさまありがとうございました!!
來恋は今、みなさまと逢えて幸せです!
2007.3.13
『恋愛法定速度60`*』
天紫來恋より
加筆訂正
2008.5.27
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