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後書き
(出演者対談)






『みなさま、この度は拍手連載として10話に渡りお付き合いくださいまして感謝いたします!』


深々と頭を下げる月神奈々に続き、忍足侑士が礼をした。


「無事に“大人になりたくない”を完結することできました。おおきに。」


主演者に対し、一人はかなり不満げである。跡部景吾だった。彼は自分の役柄に納得がいかなかったようだ。


「もう少しどうにかならなかったのかよ台本。俺様が悪者じゃねーか。」

『珍しく、忍足メインで書いたんだし、仕方ないんじゃない?』

「このサイト傾向からすると普通に考えて、忍足と俺様が逆なんだと思うが。」


久しぶりに跡部とヒロインの“切ない恋”をテーマにお話を書きたかったと言い訳したい作者(來恋)です。


「まぁまぁ。役なんやしええやん?最後、ラブシーン(みたいなの)あるし?」


忍足は跡部を軽く宥めるとすぐに話題を反らした。跡部のことだから資金は出すから一から撮り直しだ、なんて言い兼ねない。


「今回のポイントは大阪への引越やったな。四天宝寺の人らがちらほら出てるけど。」

『作者のお気に入りさんを出したかったんだって。御贔屓ってやつ?』


おっと、冷たい視線がとんできておりますね。すいません。ちょっと白石、千歳、忍足従兄弟を絡ませたい願望を実現させていただきました。


「と言っても俺の出番あんまなかったで。茶ぁしとっただけやしな。」

「ホンマは学生時代の話も一話あってんけど、一氏と小春がキモいからカットしたんやて。」


白石蔵之介と忍足謙也は出番が少しでしたがご出演感謝いたします。奈々ちゃんの陣痛シーンで友達役にエキストラは使えなかったので助かりました。


「ワイ出たかったでー!白石も謙也もズルいー!」

「金太郎はん、出られへんかった人もいるさかい。そこは我慢してこそ大人やで。」

「やいやい言うなや金太郎。俺らなんてキモいだけでカットやで!」


乱入してきた遠山金太郎を石田銀や一氏ユウジが連れ去った。


「金ちゃん、静かに。そげんでなければ白石動くよ?」


去り際に言われた千歳からの一言で金太郎は黙りこくったのであった。


「作者からしたら関西弁なんて珍しくもないから千歳や仁王、平古場は特別扱いやもんな。不公平と言えば不公平な気もせぇへんことないな…」

「先輩ら、我が儘やと思います。」

「光くんの言う通りやわ!」

「小春とのラブシーンがカットされ「しつこいっちゅーねん!」

『はーい!退場命令出ましたよー』


ぎゃあぎゃあとうるさいので四天宝寺には退場していただきました。


さて、気を取り直して…氷帝学園もご出演していただきました。今回は向日岳人が情報源でしたね。


「おう!侑士の情報はなんか知らねぇけど常々入ってくるんだよな。」

「ダブルス組んでただけでずいぶんな御利益だな。」

「宍戸だって鳳の情報入ってくんだろ?知りたくねぇことでもよ。」

「まぁな。」

「酷いです宍戸さん。」

「泣くなデカ犬。」

「(若、容赦ねぇー)」


流産については向日を通して跡部の耳に入れようかと思いましたが、奈々ちゃんのパパを用いたルートにしました。


「あんま台詞多いと忘れるから丁度よかったぜ。」

「どんだけ容量少ないんですか。」

「うるせ日吉。」

「1KB(キロバイト)くらいですかね?」

「向日さん、それは少なすぎますよ!」

「真に受けんなアホトリ!」

「ア、アホ…!?」


今回、宍戸亮は跡部から恋愛話を聞かされましたね。ちょっとしたポイント。宍戸に愚痴ったところでどうにもならないのに。だって疎いんだもの。


「疎い言うな!」


まぁ、作者が跡部と宍戸の絡みが大好きなだけの話です。

さて、芥川慈郎と鳳長太郎に至っては忍足の決定を理解した役でした。(ジローは幼なじみ設定だったり。)一方で日吉若は理解出来ない役でしたね。


「女なんて必要ない。」

「うわー好きな人いない発言だね。寂しい人生だな。」

「日吉がモテないのは女の子に冷たいからだC!」

「余計なお世話です。」


日吉はぴったりな台詞を当てられてよかったです。彼の言葉が跡部を動かす鍵だったんで。

さて、ほとんど出ては来ませんでしたが奈々ちゃんの父と母・つばさと跡部の父・省吾。

使われる者と使わす者。つばさと省吾の恋は脆くも崩れ去りました。忘れるつもりだったものの思い出に残したたった一枚の写真が仇となります。

つばさが今だに省吾に未練タラタラな上、娘に見られることになったわけで…災難でしたね。

まぁ、当時はパパに同情されて結婚したつばさですがそれなりに幸せなはずなんですがね。(て言わなきゃパパが可哀相よ?)

母親と仲直りするシーンもポイントです。やはり、娘と言うのは母が大好きなものです。


『結局、この話って忍足落ち?跡部落ち?』

「忍足落ちならベストってやつだろ?」

「せやけど、本心は跡部落ちってやつ。」

『つまり…引き分け?』

「俺様が引き分けなんてので納得するかよ!奈々は俺のだ。」

「いや、せやからこれはお話。ストーリーやの!フィクション!…あ、くしゃみの効果音やないで?」

『わかってるよ。』


跡部の愚痴エンドレスにつき、撤収。

ご出演してくださったみなさまには今一度、感謝いたします。

 月神 奈々
 忍足 侑士
 跡部 景吾
 千歳 千里
 白石 蔵之介
 忍足 謙也
 向日 岳人
 宍戸 亮
 芥川 慈郎
 日吉 若
 鳳  長太郎

ありがとうございました。

また、御愛読くださいました読者様、ならびにファンの方々には深くお礼申し上げます。

ありがとうございました!


ご結婚なさっている隠れオタクであられるみなさま、どうかお幸せにv


20081122

來恋 拝




あきゅろす。
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