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act.64『最後の夜』※
(宍戸視点)


飯も食わずにこももとベッドに入った。

デート中、あちこちに立ち寄ってなんかかんか食べてたためか、あまり腹は減っていなかった。


「ちょ!待って宍戸くん、」

「待てない。」


こももの着ていた服を脱がしていき、下着に手をかけたところで待ての声がかかる。

しかし、決心した手前、待つなんて出来なかった。

身にまとうものがなくなると俺は部屋の電気からぶら下がるヒモ(電気のスイッチ)に手をかけた。


「電気つけたらダメ?」

「イヤに決まってるじゃん!」

「でもごめん。」


意味は全くないと思うが一応謝ってから電気をつけた。

眩しさに目を細めているこもも。

しかし、ちゃっかり体を手で隠していた。


「見えねぇよ、」

「見なくていい!」

「こんな綺麗な体を見ないとかもったいないだろが。」


こももの腕を頭の上で拘束すると顔を一瞬で赤らめて横を向かれた。


「可愛い、」

「うるさい!」

「この胸のてっぺんとか。」


乳首を指で弾くといつもより高い声でこももが鳴いた。

摘んだりしてちょっとだけ虐めてみた。


「や、あ…」

「エロい声、」


そう言えばこももは俺を見てふと笑って言った。


「出会った頃はこんなエッチな人じゃなかったのに、」

「かなり指導されたんで、」

「最終テストでもする?」

「別にいいぜぇ?満点取れる自信あっからよ?」

「教官はかなり厳しいよ?」


反論に反論を重ねあった。

お互い負けず嫌いだと思い出すときりがなかった。


「その教官を知り尽くしてたら楽勝だ。」

「!」

「あ?もしかして胸いじっただけでこれ?」

「うるさい!」


こももの下の口に手を伸ばして俺は優勢になった。

そこは愛液で溢れ、濡れていたからだ。

焦(じ)らすように周りを刺激していると痺れを切らせたこももが口を開いた。


「ね、しし…どくん、」

「なんだよ?」

「…ほ、しいの。」

「なにを?」

「宍戸くんの…それ、」


服の上からでもわかる。

俺の熱くなって堅くなったモノ。

今のこももの一言でさらにデカくなった気がした。

エロいこと言いやがって。





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