[携帯モード] [URL送信]

メモリーズオフ小説部屋
第一章:いつもと変わらぬ日常



俺の名は、三上智也。
今俺の視界には、暗闇が広がってる…。

【智也】
「当たり前か…だって寝てんじゃんオレ」
と睡眠中に一人ツッコミ、オレの悪い癖だ。
が!オレの見る夢は、馬鹿げてると皆に言われる。
怪人ヒバゴンとの戦い天然唯笑とのボケ対決。
まだ小学生の夢の方が、現実味があるな…

【唯笑】
「トモちゃん起きてよ〜ι」
その夢の中で、ボケワルードカップを繰り広げた、張本人の登場だ。

【智也】
「なんだ唯笑?もう朝か?」

寝過ぎたかな…


【唯笑】
「なに言ってんのιもうお昼やすみだょ〜」
へ?昼休み?

【智也】
「なに〜!!!。ヤバιパンが〜」
急いで購買部へ向かう…
と、そこへ何かをやり遂げた顔した男が帰って来た。


【信】
「ハロー♪ってか、お前寝過ぎι世界睡眠コンテストが、あったら間違いなく三本の指に入るな…。」
この男、稲穂信は、何かとオレを困らせる、
でも話がわかるいい友達?
んや気持ちが悪い…
とりあえず、悪友と言うコトにしておこう。

【信】
「そうだ、智也!早く行かないとパンが売り切れるぜ」

そうだった。
つい、こいつらのペースに乗せられた…


【智也】
「智也行っきまーす。」
と、オレがモビルスーツアニメの主人公みたいなセリフを吐いてると


【唯笑】
「ともちゃん待って〜」


【智也】
「んだ?唯笑急いでんだょこっちは」
唯笑に構ってると一日が48時間あっても足らん…


【唯笑】
「あのね………。」
唯笑の様子がオカシイ…

【智也】
「わかった!あとで、聞くから…。とりあえずパン買いに行かせろ」

【唯笑】
「うん……。」
唯笑の様子が、オカシイのは、わかったが空腹には、変えられなかった…


【智也】
「待ってろよカレーパン、今オレが、お前を助けるぜ〜」

と?オレがアンパンのアニメの主人公なみのセリフで(二度目ι)向かってると…

【かおる】
「三上君?」
音羽さんだ…今話したら確実にカレーパンタイムがパァーだ…

【智也】
「ん〜人違いでしょ!なにせ、ボク今日転校して来たばかりですよ!」
と…赤子でも見破れそうなジョークを言ってると…

【かおる】
「ふーん…じゃあ転校生君、名前教えて…」

いつもだとココで自分の名をすんなり白状してしまうな…
だが今日のオレは、違うぜ

【智也】
「名前ですか?スカーレット・ユーリンです。」
しまった…つい昨日見た映画の主人公の名を言ってしまった…

【かおる】
「へぇ〜ハーフなんだ君。」

なんだその人をなめまわす様な疑った目は…

【智也】
「はい…フランスと日本のハーフです。」

完全にバレた…ってか出会った瞬間バレてるか…

【かおる】
「ふ〜ん…じゃあフランスの市都は?」
ここは、逃げるべきなのか…
それとも、付き合うべきか…
とりあえず答えるか

【智也】
「パリだよ花の都〜」
幾らオレが馬鹿だって、このぐらいの知識はある…

【かおる】
「な〜んだ、つまんない!少しは、三上くんボケてよ〜じゃあね〜」

ってバレてたんかい…

くっそ〜思わぬ時間ロス…


っとタイミングを計った様にバランスを崩してしまった…

【智也】
「うわぁ〜」
バッコン〜ゴロ〜!!
みんなの視線が痛い…

【詩音】
「三上君あなたは、一体なにしてるんです?」

出た〜双海さん。
くそーココで時間ロスは許されないんだ…

【智也】
「双海さ…」

【詩音】
「三上くん!」

【智也】
「え?なに?」
オレの回避の言葉が速攻回避された…

【詩音】
「あなた昨日、図書室の本、稲穂君といっしょにイタズラしましたね(怒)」

ヤバ…昨日、信と作家の顔をベートーベン並に変換させたコトがバレたか…

【智也】
「気付いちゃった?」

本のコトで怒る双海さんは、ヒバゴンの10倍は、怖い…

【詩音】
「ええ!!バッチリこの目で見ました!!さ〜てと、どう責任を取って貰いましょうか…」

ヤバいこの目の双海さんは、人を殺め可ねん…。

ここは…

【智也】
「ホントごめん!!こんど信といっしょに図書室掃除するから…」
ホントはやる気など、からっきしない。
多分ぞうきんにのって、フィギアスケートごっこなどやるだろう…

【詩音】
「なるほど♪それなら構いません。」

【智也】
「よかった♪じゃあオレちょと行かなきゃ。じゃあな〜」

【詩音】
「はい。ごきげんよう」

ふと携帯のディスプレイをチェックする…


【智也】
「あ〜あと3分しかね〜。カップメン作って終わりじゃね〜か、ちくしょー。」


【小夜美】
「おい!どうした、学生なにしょげてる。」
小夜美さん、購買のおばちゃんの変わりに入ってる、超計算オンチの…ビューリ…

【小夜美】
「このビューリホー女子大生の小夜美さんが、相談に乗るぞ♪」

気持ちは、嬉しいが…

【智也】
「パン残ってない?」

【小夜美】
「終わり3分前に来られてもね〜ι」
そりゃそうか…。

【小夜美】
「な〜んてね♪残しといたよ。新商品。」

お〜さすがは、小夜美さん話のわかるお方♪

【智也】
「早速ちょうだい♪」

っと小夜美さんが、箱から取り出す…ちょっと待てなんでそんなに残ってる…

【智也】
「今日何個売れた?」

なんか見た目からして、ヤバいんですけど…


【小夜美】
「買ったのは唯笑ちゃんだけね」

あの味覚オンチの舌は、あてにならん…

【智也】
「それ以外にないか?」

さすがにそれを食べる勇気はない…

【小夜美】
「ないよ。」

【智也】
「即答かよ!!」

【小夜美】
「どうする?食べないと午後の授業空腹で耐えられないよ。」

これを食った方がヤバいと思うけど…

【智也】
「え〜い!背に腹は、変えられん。ちょーだい。」

オレにのこされた道はひとつコレを食べるコトだけ。

【小夜美】
「サンキュー。食べたら感想よろしくね。」

そしてオレは、大急ぎで教室へ帰還した。

【かおる】
「おかえり〜え?そのパン買ったの?」

【唯笑】
「あ〜唯笑も買ったよ〜♪チョーおいしいよそれ。」

唯笑の言葉は、どうも信じられん。

【かおる】
「ホント?色がどう見ても逝っちゃってるよ…」

ん?なんか唯笑の様子が戻った様な…

まぁいいや、とりあえず腹へって死にそうだし…。


【智也】
「いっただきま〜す。パク」

【かおる】
「どう?」

【唯笑】
「おいしいよね?」

【智也】
「………」

【かおる】
「三上くん?」

【唯笑】
「トモちゃん?」
バ〜ン!!ドコーン!!

【唯笑】
「あ〜トモちゃんが倒れた!!」

【かおる】
「三上くん…」

【智也】
「あっははは……また今度トミーの小説で会おーぜ…(死)」



-続く-


▽戻る

[次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!