紘六×成紀
つまる....
「おいあんまり急いで食うとつまるぞ」
成紀が、俺の心配してくれてる?
俺は更にスピードをあげて飯を口にかすくり込む。
と
「うっ」
喉につまった。
「うぅぅ〜」
と苦しくて胸を叩くと、成紀が水の入ったコップを渡してくれた。
それを慌てて飲み干す。
「はぁはぁ、ま、マジで逝っちまうかと思った」
俺は涙でそう言った。
「お前があんまり慌てて食うからだ。バカ!!」
「だって成紀が急いで食えって言うから」
「それでも限度ってもんがあるだろうが!」
怒鳴られた!
周りの視線が、俺達に集まる。
「ゴメン」
と俺が謝ると
大きな声をあげたのが恥ずかしくかったのか、ちょっと顔を赤くして
「いや別に謝らなくてもいいけど...んっ」
成紀が俺の顔を凝視する。
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