紘六×成紀
さめたほうが
俺はビクッとし、あわてて目をそらそうとしたけど成紀が睨みつけてきたもんだからそれもかなわない。
(今度は何て言われるんだ....)
「何で食わないんだよ?」
「えっ!!なっ何でって」
頭の中で言い訳を考える。正直に嫌らしい妄想してたなんて絶対に言えないし.....
「いやぁ、ちょっと冷めたくらいがすきというか....なんというか」
(我ながら苦しい言い訳だ)
その俺の答えに、成紀は変な奴と呟いた。
「早く家に帰りたいんだから、さっさと食えよな」
「そうだよな!早く帰りたいよな.....って...えぇぇ?」
(はっ、は早く帰りたい?何でだ?でも家に帰ってもすることは一つしかないのに!
もっもしかしても成紀もヤリたくてヤリたくて、仕方ないんじゃ?あはー)
「なにニヤケてんだよキモいな」
「そっか、そうだよな早く帰りたいよな。よし食うぞ!」
俺は急いで、メシをかすくりこんだ。もう味なんてわからなかった。
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