紘六×成紀
はじめての夏
街路樹に降る蝉時雨が耳をうつ。
俺と成紀が付き合い始めてはじめての夏がきた。
今は7月で後1ヶ月もしないうちに楽しい夏休みというところだ。
でも、期末テストの結果が散々だった俺は、夏休み前にきつ〜い追試をうけなきゃならない。
まぁ、全く勉強しなかった俺が悪いんだけど...
成紀にそのことを話したら案の定
「自業自得だ馬鹿!」
と言われた(泣)
今は、学校から家に帰る途中で成紀を後ろに乗せたチャリを必死にこいでいる。
「あっちいなぁ」
と後ろから成紀が話しかける。
それに
「そうだな」
とだけ適当に返事をする。
時刻は6時をとうに過ぎ、そろそろ7時をまわろうとしているのに、外は茹だるような暑さだった。
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