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REBORN!
放課後、=>山ヒバ、甘軽裏?








夕暮れに染まる応接室に、雲雀は1人でいた。
ようやく片付いた仕事関係の資料の山を前にして盛大なため息をつく。


「……ふぅ、」


不意に、窓の外の世界から野球部の挨拶が聞こえる。


『ありがとっした!!』


雲雀はふと彼を思いだし、時計に目を向けた。


(…もう6時か…)












昨日、ケンカをした。

始まりは、山本の何気無い一言からだった。


「なぁなぁヒバリ!もうすぐ夏休みだな!ヒバリはなんか用事あんの?」

ソファーに座って机に向かう雲雀に声をかける山本は、雲雀が暑さでイライラしている事に気づいていなかった。

「…別に、君に教える必要はないよ」

「何だよそれー!いいじゃんかよー!なぁー」

山本は雲雀に後ろから抱きつく。
雲雀のイライラ度もそれに比例していく。



「……やっぱりウザいね、君。さっさと消えなよ」



カッチーン!!



「…何だよ、それ」

山本の声のトーンは明らかに不機嫌を表していた。
だが雲雀は、極限の暑さであまり気が回っていなかった。

「だから、早くどっか行きなよって言ってんの。分かんない?」

「っっ!!」

山本は、なにも言わずにドアに向かって歩いて行った。
そこでようやく山本の機嫌を害してしまったことに気が付いた雲雀は…その時は別段気にしなかった。


ガラッ、とドアを開けて出ていこうとした山本は、

「…もう来ねぇから」

とだけ言って出ていった。
バンッ!!と大きな音を立てて閉まったドアは酷く虚しく見えた。

「……」










1日彼が居なかっただけなのだ。
今まで、彼に出会うまでいつも1人だったのだから、別に大したことじゃない。






なのに、


雲雀は明らかに物足りなさを感じていた。


(……まったく、何で僕がこんなイライラしないといけないんだ。だいたい…―)


ガラッ、


不意に、ドアが開いた。


「……やっと来たの?遅い―」

「すいません、遅れました。委員長。校内は―」

「君じゃない早く帰って咬み殺す」

「は、はぁ。…?」


草壁か、なんてタイミング…


なんて考えていると―


ガラッ、


「…まだ何かあるの?咬み殺すって言っ―」

「………」

「……あ、…!?」


山本だった。


しかも制服のままだった。


「……何?」

雲雀はやはりケンカ中なので来てくれた嬉しさとか、色々隠しつつ言った。

「……あのな、」

山本はまさにしゅん、としながら話し始める。

「…今日1日、ヒバリのコト、考えないようにしようとして…でもやっぱヒバリが俺ん中に居て…部活も行くの忘れて…ずっと考えてて、ヒバリがイライラしてんのかなとか…でもやっぱヒバリも冷たいなとか…でもやっぱヒバリが1番好きで…ヒバリ、好きだ!!」


山本は、だいたいなにを言っているか分からなかった。

が、雲雀は、


(……そんなに、僕の事、考えて―)


「…、武…」

雲雀は、そっと山本に近づいていく。

「…ヒ、バリ?」

そして………













初めて雲雀から、唇を重ねた。





「!!!ヒ、ヒバリ!!///」

「…ふん、これが、最後だからね///」


自分のした事を改めて考えて顔を紅くする雲雀は、ふいと顔を背けた。

そんな雲雀に、我慢出来るハズもない山本は…―





更に深い口付けを雲雀に落とした。


「!?ちょ、たけ…んむぅ…///」


最初は抵抗しようとしていた雲雀も、だんだんと力が抜けて、自分からも山本を求め出す。



唇を離すと、名残惜しそうに糸が伸び、切れた。

「っぁ、…た、けし…もっと…///」

「…好きだぜ、ヒバリ…//」




そして2人は、更に深い愛へと堕ちていく…………










後日…


「なぁヒバリー、ヒマー」

「……ふぅ、じゃあこっち、来なよ」

「おぅ!!」



…少しだけ優しい雲雀さんが見られるようになった…カナ?







END








口付けシーン、始めましたww
今度はどっかで裏も始めようと思ってますww
(●´ω`●)ゞ
ありがとうございました!!




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あきゅろす。
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