三つ葉のクローバー
あなたの
四つ葉のクローバーにはなれない
そう思った
外の雨は降り止まないので、ユキはそんな事を考えながら余暇を持て余していた
予定ではベルの誕生日プレゼントを買いに行くはずだったのに
「出掛けないのか?」
「ボスこそ」
そう言えばボスも今日は仕事の予定がなかった気がする
ああ、うん
ボスとなら雨の日にでかけてもいいかも知れないな
「ボス、私は貴方の四つ葉のクローバーにはなれないですが、一緒にベルのお誕生日プレゼントを買いに行きませんか?」
しかめっ面(大体そうだが)を返されて、駄目かと諦めた
自分の部屋に戻ろうとしたら、ザンザスに手を掴まれた
そして言うんだ
「付き合ってやる」
ちょっと勘違いしそうな返事
私は彼の四つ葉のクローバーにはなれないけれど
付き合ってやる
なんかちょっと、素敵な響き
2009.7.6.
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