Evidence . もうサソリは換金もしてしまったので、あとは帰るだけ。 「やっぱ今日の任務はつまんねえ・・・うん。」 帰り道にデイダラは呟く。 また長い道を歩かなけばならないと思うと、げっそりだ。 そんなことを思っていると、妙な胸騒ぎがした。 「なぁ、旦那。さっき言ったことは撤回するよ。楽しくなりそうじゃねぇか!・・・うん。」 「そうだな。」 そう言って2人は振り向く。 「美里はオイラたちから離れんじゃねぇぞ!うん!」 デイダラが叫ぶ。 その直後、気付いたときにはあたし達は忍5人に周りを囲まれていた。 「そこの赤い髪のやつだ!」 5人の中の1人がサソリを指差し叫ぶ。 「おい旦那〜。ちゃっかりバレてんじゃねぇか、うん。」 デイダラが、やれやれと言う表情でサソリを見つめる。 「まぁ、お前はこれを望んでいたんじゃないのか?」 サソリの言葉にデイダラはニヤリと笑う。 「まーな・・・うん」 デイダラはポーチに手を突っ込み、取り出す。 するとデイダラの手のひらに、粘土のクモがいた。 それを敵に向かって投げる。 「美里見てろよ!これが芸術だ!うん!」 そう叫ぶと粘土のクモは、 ボンッ!!と爆発した。 すると同時に敵も爆発の巻き沿いをくらう。 言うまでもなく、その敵は即死。 「おい、お前ら一体何者だ。」残る敵、4人の内の1人が信じられないという顔で言う。 「答える必要はない。どーせお前らはここで死ぬんだからな。」 サソリの目は完全に相手を見下していた。 「お前らガキ3人でオレ達に適うというのか!?」 「おい!こう見えて旦那はなんと・・・」 「てめぇは黙ってろ。」 この2人は果たして強いのだろうか。 [*前へ][次へ#] [戻る] |