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SK短編
confession 1


「…告白、かぁ。」

甘酸っぱい響きに自分との距離を感じて思わず苦笑する。

薫は燃えるような夕陽には目もくれず、ただただ目の前にある石ころを蹴りながら家へと向かっていた。

『お、俺と付き合って下さい…!』


告白。


少女漫画でよく見る男女が赤面しながらという訳では無かったが、まさか自分がされるなどと考えてもいなかった。


「…で、返事は?」

「…!」


後ろから急に降ってきた声に肩が真っ先に反応した。

「ハオ…見てたの?」


しかめっ面で振り返ると、ハオの柔らかな髪が薫の頬を撫でてきた。


「わざとじゃないよ。それより告白の返事。どうするつもり?」


いつもとどこか違う笑顔に違和感を感じ、思わず視線を反らした。


「どう、って…。わかんないよ。わかんないし、ハオに教えることじゃないもの。」


これ以上一緒にいるのは得策ではない気がして、踵を返した。



「行くな。」



ふいに手を後ろに引かれたせいで不安定な身体は彼の身体に収まった。


「は、ハオ…!?」



身体が熱い。

心臓がうるさい。

頭がガンガンする。

振り向くことが……出来な

い。

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あきゅろす。
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