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秘密のともだち(終章)





戦争が終わってから長い年月が経ち、スザクは大人になった。
そして一生懸命働いてやさしい妻をめとり、気がついたら頭に白いものが混じり、子供や孫たちに囲まれる年になったとき、ふとルルーシュはどうしただろうと思うようになった。
終戦の日からしばらくして迎えにきた仲間と共にルルーシュが帰るとき、お互い散々泣いて別れたのに忘れていたも同然の状態になっているなんてと気づく。
「急がなくっちゃ、時間がない」
スザクはルルーシュの国の軍や公文書館に手紙を出し、新聞に広告を出すなどあらゆる手をつくした。
言葉は仕事をしているうちに身についたが、あらためて会話学校に通いはじめた。
そんなふうにしてルルーシュの無事を確認するための行動をしながら、しばらくしたある日、スザクの待ち望んだ知らせがやってきた。
ルルーシュの生存と、その様子を。
スザクは妻と共にルルーシュの国へむかう。

そして、スザクがルルーシュの国に足を踏み出したとき、大きなプラカードと笑顔の集団―ルルーシュの家族たち―が歓迎してくれた。
そのなかから、ゆっくりと杖をついて姿を現した彼は自分の名前を微笑みながら呼んだ。
「スザク…」
「ルルーシュ」
お互いしわだらけで、スザクは瞳以外面影が見当たらなくなったが、お互いを抱きしめあうとあのときの、倉に隠れていたころの笑顔で笑った。





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寓話です。
実際あったかも知れない、そんなお話し。
資料も無しに突っ走って書いたため、読みにくくてすみません。

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あきゅろす。
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