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Prologue
「そうね、私があまりよく写ってないし」
 アルバムをそっと閉じると、私に顔をむけた。
「私がどうして、騎士団で戦ったのか知りたい、だったわね」
 穏やかな声でいう彼女に、はいと私は応えるとレコーダーのスイッチをいれ、彼女‐マーウェルスの娘と呼ばれた女性‐の言葉を一言も聞き漏らすまいと身構える。
 そして彼女は、自分が戦った理由や、見てきたことを語りはじめた。

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あきゅろす。
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