天と地と6の騎士
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そうしている間にも、サハラとジェファードが俺の乳首を舌や手で押しつぶした。
どこがどうなって、自分はどうされて、何をされているのか。
揺さぶられている事だけが確実で、あとはワケがわからない。
「ああ゛ぁああー!」
感じる部分ばかりを擦り上げられて、苦しくて、頭の中が真っ白だった。
「くっ。」
「でるっ!」
そんな声がして、ギースさんとファム司祭の精液を飲み干した。
甘くて、トロッとした液体は飲みすくて、もっともっとと求めそうになる。
「イクぞ!」
と言うルーフィスの声で体がバラバラになりそうなほど突き上げられて、精液を胎内に放たれた。
「取って、頼む。外してっ!」
俺が懇願すると、ファム司祭が縛っていた紐をピッと切った。
途端に飛び出す俺の精液。
そんな精液をファム司祭が受け止めてくれる。
全員が少しずつ舐め、また光るのを見届けた。
「マラール!大丈夫かっ?」
と心配そうな皆に笑い返して、今回も気絶した。
===
明日に『巣の島』に行くと決めた日。
俺の部屋を最初に尋ねてきたのはギースさんだった。
「マラール。身体は平気ですか?」
俺はまた高熱を出して1週間寝込んでいた為に、物凄く心配されている。
「うん、平気」
「好きです。マラール。」
ギースさんは俺をギュッと抱きしめた。
俺が初めて抱かれた人。
いつも守ってくれる真面目な騎士。
「騎士が増える度に複雑でした。なぜ一番初めに選ばれてしまったのかと思った事もある。けれど、騎士がみんな貴方に惹かれていくたびに誇らしくもありました。明日、必ず守ります。神子の騎士として。もう一度、神子に忠誠を。」
そう言って俺の手を取ってキスをした。
部屋を出て行ったギースさんの入れ替わりに入って来たのはディム司祭だった。
「あぁ、大丈夫ですか?マラール。」
そう優しく声を掛けてくれた。
優しい、色んな事を知っている先生みたいな存在。
色々な事を教わった。
「愛しています、私の神子。誰よりも大切な存在なのです。本当は貴方の手をとって逃げ出したかった。だけど私は、恋よりもこの世界を救う事を選びました。明日は必ず守ってみせます。」
俺の頬にキスをしてディム司祭は部屋を出た。
そしてルーフィスが入って来た。
もしかして、一人ずつ俺と話すために待ってくれているのかな?
「マラール。」
ルーフィスが俺の名前を呼ぶ。
「好きだぜマラール。守り人に選んでくれた俺の神子。最後の妖魔を必ずぶっ倒すからな。」
「うん。」
「他の奴がお前を抱く事に嫉妬した。なんでお前が神子なんだって思う事もあった。俺だけのモノにしたかった。」
俺様な王子様。
いつも率先して行動してくれる頼もしい存在。
ルーフィスは俺の顎を持って唇にキスをした。
「でも、俺の気持ちより、妖魔をぶっ倒すのが先だからな。」
そう言って部屋を出て行く。
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