[携帯モード] [URL送信]

アヴィラ
33
何をされるのかとゴクリと咽喉がなる。

「鏡の中のラファーはどんな感じですか?」

とレイスは私に囁いて来た。

「蕩けた目をしている。」

恥ずかしい真実を伝えると、レイスはクスクスと笑った。

「そうですね。私に何をされるのかと期待している目をしていますね。」

そんな事を呟いて、私の唇の上に自分の唇を重ねて来た。

「んっ!」

重なる唇に、漏れる吐息。

手が上半身を這いまわり、指先で乳首を強く摘ままれた。

「んぁあ!」

「ここ、好きでしょう?」

コリコリと摘ままれたまま、キスが腹に落ちて来た。

腹から、性器へと。

口付けるようにチュッチュッと音を立てて性器にキスを受け、そして口に含まれた。

「あぁ……はぁん……くっ!」

ジュルジュルと上下されて、指が乳首を離れて俺の中へと埋められて行く。

「ひぐぁあ!」

中の快感で腰が跳ねた。

それでもレイスはお構いなしに、指を出し入れした上に俺自身をジュルジュルと吸い上げる。

「いっ……いい、レイスっ!」

「まだ、駄目ですよ。さぁ私を受け入れて。」

グチッと音と共にレイスの熱さが身体の中に入ってくる感覚を受けた。

「あぁあああ!」

牢屋の様な部屋の中、グチャグチャとレイスと繋がる部分から音をさせて粘液を飛びちらせた。

「ひぁ……あう……レイ……あぁあ、レイスゥ……。」

「凄い、気持ち良いですよ、ラファー。」

「あぁ″―!!イクイクィ……やぁぁああ!」

「……くっ!」

ドクンとレイスの精液が中へと注がれ、私はビクビクと痙攣した。

ゆっくりとレイスが私の上に重なって来て、キスをしてくれる。

「ラファー。」

「んっ……。」

繋がったままキスを受け入れる。

そして息が整った頃、ズルリとレイス自身が引き抜かれた。

「あっ……。」

「抜かれる感覚が気持ち良い?」

なんてからかわれて、顔が赤くなる。

そのままレイスは私を抱き起し、そして膝の裏に手を掛け、全てが見えるような状態にして鏡に映した。

「やっ……レイス!」

「ほら、ラファー。私のモノをポタポタ溢しているところが映っているでしょう?ここに栓をして塞いでしまいましょうね。」

と言って、レイスは三角木馬の上に私をゆっくりと、聳えている男性器を埋め込むようにして降ろしていった。

「あぁあ″ぁああ!」

ジュグッ!と埋め込まれて、一度絶頂を迎えていた身体が甘い痺れに失神しかけた。

ペチッと痛くない程度に頬を叩かれて、意識が連れ戻される。

すると、カチンッと音がして何もないところから瓶が2本現れた。

「おや、届いたようですね。」

レイスが、鏡の右と左に1本ずつ液体を掛けた。

その途端、鏡の中には縛られて後孔を何かで犯されているカナメと、マルスと繋がっている状態のライアスが映される。

「なっ!」

思わず驚いて目をそらしそうになるが、ズンッと身体を持ちあげられて抜ける感覚に喘いだ。

「ん……あぁああ、ひぐぅぃ!」

「ラファー、ほら御覧なさい。貴方の心配していたカナメはカインの道具であんなに喘いでいる。中に入れられないとイク事すら出来ない貴方と、あんなに喘いでいるカナメでは身体を繋ぐ事は出来ないでしょう?この快感を与えられるのは私だけですよ。さぁ、もっと腰を深く落として。他の男を気に掛けたお仕置きに狂うといい。」

とレイスは私の顎に手をかけ顔を固定して、カナメ達の姿を見るようにと促す。

『ライアス、ほら心配無かったでしょう?カナメもラファーも気持ち良くさせられているだけ。ただ、ちょっと狂う直前まで気持ち良くなる拷問を受けているだけだよ。今、気持ち良くなっているライアスと一緒。だからもう他のヤツの事なんて心配しないで俺だけを見ていて。ね?』

『ぁあ!ばかぁ……んぁあ、なんでこんな……あぁああ!』

カナメだけではなく、何故ライアスまでと思っていたが、どうやら私達を心配した為に巻き添えになったらしい。

『カナメ、ライアスもお仕置き中ですよ。貴方達2人を心配ばかりしたからマルスが嫉妬したのです。』

『やぁあ!……どうし……、こん……あぁああ!』

『どうしてこんな事をと?貴方達の心配を取り除いてあげているのです。優しいでしょう?心配を取り除き、私達の事だけを考えさせる為ですよ。ほら、見えるでしょう?喘いでいるラファーとライアスが。こんなにいやらしくて、可愛いカナメの姿を他の人間に見せるのは、本来ならしたくはないのですけれどね。だけど貴方達がそれぞれの事を気にかけているようなので気にする必要なないと知って貰う為に見せる事にしました。他の男なら、この姿を見ただけで命を絶つ魔法を掛けますが、レイスは10年近くラファーだけを愛している事を知っていますし、マルスも骨フェチゆえにライアスにしか興味がない事を知っています。だからあの2人に愛されているラファーもライアスも、彼等から逃げる事は出来ない。そしてカナメは私から逃げられないんですよ?』

とカインが私達3人の置かれている状況を説明しているが、こんな状態で理解しろと言う方が無理だ。

『そうそう、だからライアス。もうカナメとラファーの事は気にしないで俺の事だけに集中してね。』

そんなマルスの言葉と共にライアスの姿が消え、半分がただの鏡に戻った。

「いやぁあ!イクイクゥゥ!!」

「ラファー、何度でもイって後孔だけの快感で射精するイヤラシイ姿をカナメに見せるといい。貴方は私でこんなに感じているんだと言う事を知って貰いなさい。」

「あぁあ!レイス!レイスゥ!!」

飛び散った精液が鏡にかかる。

そのかかった精液をレイスが布で拭き取り、そして鏡に向かって話しだした。

「カナメ、ラファーは私の恋人です。貴方が心配する必要はない。そしてラファーにも貴方の心配をさせたくない。貴方はカインの事だけを考えていなさい。」と。

『あぁああ!カインさん!カインさん!いあぁあ!イクゥ!』

『安心してくれていいよレイス。もうカナメには私の事しか考えさせないから。ラファー、貴方もカナメを心配するよりレイスの事だけを考えた方がいい。』

カインもこちらに話しかけて来る。

快感に押しつぶされそうな脳でも、彼の言っている事は理解出来た。

「理解出来ましたか?ラファー、貴方がカナメを心配する度に私を傷つけるのだと知って下さい。」

レイスが私の耳に囁くとカナメの姿は消え、私の意識は飛んでしまった。

[*前へ][次へ#]

33/36ページ

[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!