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アヴィラ
7
私は抵抗をやめる。

そして、まるで骸のように身体を弛緩させボロボロと涙を流した。

「可愛いボドリュ卿。まるで砂糖菓子のように甘く優しい人。だからこそメチャメチャにしたくなる。人は白いものをみると汚したくなるのだと実感します。抵抗しても、しなくても逃がしたりしませんよ。」

そう言ってレイスは私の服を剥ぎ取りガリッと乳首を噛んだ。

「痛っ!」

「白く綺麗な肌ですね、さすがは上流階級の御曹司。どこにも傷がありませんね。」

「私は今回の戦い、陛下について行く気だった!それなのに!」

「えぇ、今回ボドリュ家がこの戦いに参加する事は私が禁止しました。私になにかあった時、内政の執政を行える人物が必要だと言えば誰も反対しませんでしたよ。それに貴方に傷などつけたくありませんから。」

そう言って乳首から出た血を舐め剥ぐ。

ピリピリとした痛みと、それだけじゃない何かが身体に走って行く。

満遍なく全身に舌が這う。

そして、その舌は身体の中心を捕らえ私のソレを口に咥えた。

「ああっ!」

ジュルジュルと音をさせて、私のソレを上下させる。

まるで、レイスにソレを食べられているようだった。

「あぁ……ぁぁ!」

9歳の頃、ルイラ様に初恋をして以来、恋などした事はない。

こんな歳まで私は人と身体をあわせた経験がないのだ。

年下のレイスの手練によって簡単に翻弄される。

「いやだっ!離してくれ……もっ……ああああ!」

ドクリと精を吐き出す。

それをレイスは口で受け止めた。

そして、再び私にキスをする。

「んんんっ!」

口に中に流れ込んできたドロリとしたそれが何かを理解して、吐き出したくなる。

なのに、キスで舌をかき回されて、私はコクンと飲んでしまった。

「どうですか?ご自分の精液の味は?ラファー。」

「まずい。」

「おや、お気に召さないようですね。私には美味しく感じられるのに。貴方のだからかな?」

クスクスとレイスが笑う。

そして、私の足を持ち上げて、自分でも見た事のない穴に舌を差し込んできた。

「ああぁぁ!」

グニグニと中で蠢く舌。

ピチャピチャと水音がする。

「挿れますから、力を抜いていてください。」

そんな言葉と共に、レイスの凶器で私の中が貫かれる。

「あぁぁぁぁぁ!!!!」

「くっ……。凄く締め付けてきますよ、名器ですね。」

そう言ってレイスは私を貫いたままキスをしてくる。

「好きです、ラファー。」

ゆっくりと腰を使いながらレイスは私の耳元にそう囁く。

「最初、貴方はキアルーク陛下が好きなのだと思っていた。だが、それは違うようだ。貴方はキアルーク陛下を見ているようで見ていない。好きになるのは私にしておきなさい?私はあの方よりも優しい。あの方は残酷で、最強に強すぎる。それに誰かを想っていらっしゃるようだ。だからラファー、私にした方がいい。」

私を貫きながらレイスはそんな事を言う。

「ひぅっ……違う……残酷なのはお前……ああっ!」

「私も残酷ですが陛下よりは、ずっと優しい。それに貴方には更に優しくしてあげます。甘い、甘いラファー?優しいのが好きでしょう?甘くて優しい人。」

そう言いながら、私の感じる部分ばかりを責め続ける。

「ひぁあぁぁあああ!」

「うっ……。好きですよ、ラファー。」

そんな言葉を聞きながら私は意識を失った。

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