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気持ち悪い頭痛い気分悪い泣きそう。
それもこれも、私をふりやがったあいつのせいだちきしょー。
もう授業受けるとか無理だし早退しちゃおうかしら、とか考えてると目の前が霞んで最後には真っ暗になって何も写さなくなった。


目を開けるとそこには見慣れない白い天井で薬品の臭いが私の鼻を刺激する。なんて方が状況は良かっただろう。
私は変わらず教室の自分の席に俯せの状態でいて変わったことといえば時間と窓の外の景色とそして、クラスメートの2人がが生命の営みをしていたといったところだろう。
顔を上げなくて良かった。もし、上げてたら気まずいことこの上無いだろう。とりあえず、終わるまでまた寝ていようか。本来ならこういう場からは一刻も早く抜け出すべきなのだろうけどそんなのどうでも良かった。

寝ようと思ってたけど女の喘ぎ声を子守歌に寝るなんてことは私には無理だった。
そういえば、最近あいつとしてなかったなー。浮気相手としてたのかな。あぁ、また頭が痛くなってきた。泣きそう。
今泣いたって別に2人にはバレないよね。そう思ったら私の頬に雫のラインが何本かできた。







「ーーーっ」

「ーーーーさんっ」

「名字さん!」

名前を呼ばれて目を覚ませばそこにはさっき情事を行なっていた秋丸君1人が立っていた。女の方は、いない。

「名字さん、もしかしてずっと寝てたの?」

あー、うん。と答えれば信じられないと呆れられた。

「とりあえずもう遅いから帰りなよ。
あ、なんなら送って行く?」

結構ですと断って鞄を持ってやっと帰れると思ったら秋丸君にまた名前を呼ばれてそして、

「さっき起きて泣いてたでしょ」

と言われた。

「なんで泣いてたかは知らないけどあの状況で起きたのに出て行かないなんて趣味悪いね」

教室でやってるあなたには言われたくないわ。

「そういえば名字さん彼氏と別れたんだってね。ねぇ、知ってる?」

知らないよ。
てか何で別れたこと知ってるの?

「さっき僕が抱いてた女って君の元彼の浮気相手だったんだよ」

元彼裏切られてんねーと秋丸君は続けるけどそんなの気にしてらんない。
頭痛い気持ち悪い、そして、また涙が出て来た。

「元彼が可哀想だと思う?
ま、寂しかったら言ってよ。僕が慰めてあげるから。」

そう残して、彼は教室から出て行った。










何がなんだか分からない。


(「好きな人が出来たんだ」そう言ったからフられてやったのに)(フられ損なんて冗談じゃないよ)










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秋丸君は結局何がしたかったのでしょうか?←




 



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