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少し遅刻をしてしまい、走って待ち合わせ場所に着くとそこには少し不機嫌な顔をした私の愛しい愛しい彼氏の姿があった。
ごめん、待った?と言葉を投げ掛けると首を横に降ってそれを否定し、少年らしい骨ばったごつごつした手を差し出してきた。
そこで彼が好きな林檎味の飴を乗せてやると、また首をふりつつ(ちゃっかりその飴は舐め)もう1度私に手を差し出して来た。

「手、」

あぁ、握れば良かったのね。一言少ないのよ馬鹿。これじゃあなんだか私KYじゃない。そう心の中で愚痴りつつもしっかり一馬の手を握る。
そうすると、満足したような嬉しそうな少しはにかんだ表情を見せた為に余計に愛しくなった。



さぁ、デートの時間です


(何処行く?)(何したい?)(ちゅーしたいんだけどしても良い?)






 




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