泣いて泣いて泣いた。
体中の水分全てを出しちまうのかってくらい。
涙を溢れさせて鼻水ずるずるで化粧なんか落ちちまってて唇かぴかぴで。
呼吸が困難になるくらい大声出して。
今日、バイトが無くて良かった。もしあったらこいつがこうやって教室で1人泣いてることに気付けなかっただろうし。
こいつがこんなに泣くのは久し振りだった。前は幼稚園児だった時か?
その時は樹から落ちた俺を心配して泣いてた。
いつも俺の姉貴役だったこいつはいつもしっかりしてた。しっかり者で頼りにされる存在だった。(学級委員とかしてたし)
そんなこいつが、泣いた。
苦しかったらしい。
寂しかったらしい。
辛かったらしい。
虚しかったらしい。
苛立ってたらしい。
悲しかったらしい。
こいつは、ずっと、それこそこんな風に自分が崩れるまで耐えてたんだ。
「落ち着いたか?」
そう聞くと頷きはするものの顔は上げない。
「あのよ、そんなんになるくらいなら俺に話せよ。聞いてやっから。」
その為に、俺はいるんだぜ?
その為に、人間は1人じゃないんだぜ?
「で、も………リュタに迷惑かけちゃう…」
「迷惑じゃねーよ」
それに、俺の方が昔っから迷惑かけまくってる。いつもいつもこいつに助けてもらってた。いつも数歩先を歩くこいつに頼りきってたんだ。
そう伝えると、そんなことないとまた涙が溢れ出した。
いい加減泣きやまねーと脱水症状起こしちまうぞっつったらよくリュータがそんなこと知ってたね、と笑いやがった。(俺だってもう高校生!)
悔しかったからひっでー顔っつったら無言で俺を殴ってきた。
「…帰ろうぜ」
「…うん」
それから、またいつもの顔で笑ったんだ。
泣かないで、愛しい人よ
頼りにされるようになったら君にこの気持ちを伝えるよ。
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1時間泣き続けると頭が痛くなります^^^←
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