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まだ8月中とはいえ、もうすぐ夏休みも終わる。
それが何をさすかと言うと大量に出された教師たちの陰謀という名の宿題を終わらせなくてはいけないわけで。
でも私1人ではとうてい無理なのは目に見えていて(何よ1次関数って!)
というわけで宿題を教えてもらうという名目で幼馴染の家に訪ねたは良いけどその幼馴染様はなぜか睡眠中で。
家に帰ってもどうせ宿題なんてはかどらないだろうから私はその幼馴染様が起きてくるのを彼のベッドの隣に座って待つことにした。

私の部屋なんかよりもずっと片付いているその部屋はサッカーに埋め尽くされていた。有名な選手のポスターとかサッカー雑誌とかサッカーボールとかシューズとか。
ここまで1つのことにはまれるこいつは凄いな、と何となく再確認。
そういえば、東京選抜今度いつ集まるのかな。
暇な日だったら見に行きたいなーとか思ってると隣からもぞもぞという物音とともに名前?と寝ぼけた声で私の名前を呼ぶのが聞こえた。

「おーかじゅま、おはよう。」
「かじゅまっつーな。てかなんでこんな朝早くから俺ん家に来てんだよ」
「もう朝じゃないよ昼の2時だよPMだよ。ついでに来た理由は宿だ「え、2時とかまじで?」
「うんまじでーどした?」

今日ゆうとと昼から約束してんのにやべーと言いながら急にパジャマを脱いで着替えだす。
ああ、馬鹿だなあこいつはって思いながらその様子を見ていると急に一馬を顔を真っ赤にした。
そして、

「なんでお前いんだよ見んな馬鹿!」

と叫んで私を部屋から閉め出した。
酷いや今更じゃないかと呟いて、自分に影がかかっているのに気づく。

「あらゆっと君じゃないの。どうしたの?」
「どうしたのじゃねーよ。一馬のやつが待ち合わせ場所に来ないから迎えに来たのにあいつ名前と一緒にいたのかよー」
「いやー、かじゅま今起きたところだよー。」

まじかよ、うわサイテーとか言いながらゆっと君は苦笑。
私もつられて苦笑して、それから一馬の部屋の前で2人で一馬の悪口を言ってると一馬が怒ってドアを開けた。





そんな夏の日。


(「結局名前は何で来たんだよ」)(「あ、宿題!」)











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宿題終わんないorz



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