変態教師(エロ小説/官能小説)
密かにドキドキ


「ほら、もう満足だろ? 冷蔵庫にもなんにもないし、帰りなさい」

私は、心臓がバカみたいに脈打っていたが、なんとかそう言った。

『大丈夫。持ってきてるから』

そう言って、優香はカバンからパスタとか、トマトピューレの缶詰とか、食材を取り出した。

「な、なんで?」

『え? 偶然です。たまたま持ってました』

「そんなわけあるかよ」

私は、その優香の言葉で緊張がほぐれて、楽しい気持ちになった。

そこから、優香との楽しい時間が始まった。

と言っても、私も理性があり、男女の仲にはならなかった。

週末に、昼ご飯を作りに来る関係。

それは、背伸びしたい少女の、ちょっとした冒険だったのかもしれない。

実際、学校でも周りに気がつかれないようにアイコンタクトをして、密かにドキドキするときもあった。

でも、ある日の日曜日、優香のこの言葉がきっかけで大きな変化が起きた。

『先生って、彼女は作らないの?』

優香は、珍らしく少し緊張気味に言う。

私は、中学高校と剣道に打ち込み、女性とは縁がない青春時代だった。

そして、大学でも何となくイケてるグループに属することが出来ず、彼女が出来ないまま教師になってしまった。

そんな私が、こんな状況に陥り、理性を保ち続けるのは無理だった。

目をクリクリさせながら私の回答を待つ優香を、私は抱きしめていた。

『せ、先生、どうしたんですか?』

優香は、私の予想に反して、逃げようとした。

これまでの流れから行くと、優香もこうなることを期待していたと思っていた

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あきゅろす。
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