安室さんと変態行為(裏夢小説)
ノーパン、ノーブラ


本当に何を言い出すのだろうこの人は、と由香里は瞬時に思った。


しかし、心の片隅で、なんだか抑えきれない欲望の火が、くすぶりだすのも同時に感じていた。


そんな心境を知ってか知らずか、安室はたたみかける。


「家の近所の、スーパーに、キュウリと、バナナと、ソーセージを買いに行って欲しいんだ。でも、ただ買いにいくだけじゃ、きっと由香里は満足しないから。そうだな、胸が出しやすい前開きのシャツとか、あ、シャツワンピースあったな、あれ、着ていきなよ」


安室は注文を出す。


「見えてないからってズルしちゃダメだよ。あとでちゃんとチェックするからね。まあ、きっと由香里にとってもノーパン、ノーブラの方が良いよ。気持ちよくなるはずだからさ。じゃ、20分以内に、店行ってね。着いたら電話してね」


そう、一方的に言うと、安室は電話を切ってしまった。


由香里は途方にくれた。大好きな彼氏の言うことにしても、常識的には考えられない行為だとは思う。


しかし、一方で、そうしてみたいという欲求が由香里の中にもあるもの事実だ。


安室も「由香里にとっても気持ちいいはず」と言い切る通り、その行為は、きっと新たな快楽への扉なのかもしれないということは気づいていた。


そして、20分後、由香里は、スーパーの前に立っていた。ノーパン、ノーブラで。


「も、もしもし。」


「もしもし、由香里、スーパー着いた?」


「う、うん」


「どうした?もう感じちゃってるの?」


由香里の家から、スーパーまでは、ひとつ大きな道路を渡るが、距離にして150mくらいだ。


由香里は、部屋で裸に直接シャツワンピースを身に着けてから、何度も何度も、鏡の前で、透けていないか、どうすればバレないかチェックをした。


結論としては、そう簡単には透けないし、胸を張りすぎないで、普通に歩けば大丈夫というものだったが、いざ、外に出てみると、その感覚はまったく違った。

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