激やば無料官能小説
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「お兄ちゃん!!ご飯出来てるの…早くしないと冷めちゃうから…」

「…母さんと父さんは?」

「えっと…二人共まだ仕事だよ…。帰りは遅くなるって…」

遅くなんのか…。

「今行くから…」

「うっうん!!!」

俺がそういうと、やけに嬉しそうな声でそう返事をした。リビングの方に駆けて行く音がしたから俺もリビングへ向かう。

リビングには食欲をそそられる香りが立ち込めていた。そして、制服姿にエプロンをして家事をする妹の後ろ姿を見て、何故だか緊張する自分がいた。

「頑張って作ったの!!」

「…いただきます」

感想を求めているのか、じっと俺の顔を不安そうに眺める綾香。うまいよ。と正直に言うと一気に笑顔になる。こいつ…こんなに可愛かったっけ……。

「お前って彼氏とかいんの?」

俺はそんな事を口走った自分自身に驚いた。だけど綾香は俺以上に驚いていたみたいだった。顔を少し赤らめながら、いないよっとそっと呟いた。

「で、で、でも好きな人はいるよ…?」

「ふうん」

やっぱいんのか。それにしても赤くなりすぎだろ。

「あっ…あのね…お兄ちゃん…!!わ、私…お、お兄ちゃんになら何されてもいいって思ってるよっ…!?」

瞳を潤ませながら俺の目を見つめる。それも真っ赤な顔で。

「は?」

最初は何を言ってるのかわからなかった。

「だ…だから…お兄ちゃんになら……」

「それ、本気で言ってんの?」

「嘘でこんな事言わないよっ!!!」

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