激やば無料官能小説
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「暑い…」

8月上旬。

くたぁ、とだらしなく横たわりエアコンのリモコンを眺めた。

「はぁ…なんでこうゆう日に限って壊れるのよぅ…」

一人不満を漏らし、ため息をつく。すると、綾香の携帯が鳴った。拓哉からのメールだった。内容は今から家に行って平気か、とのこと。綾香は直ぐさま了承のメールを返信した。そしてまたすぐに横たわる。

「暑い…ホント暑い…」

少しして、インターホンが鳴った。綾香はすぐに立ち上がり、パタパタと玄関へと向かう。扉を開けると、拓哉が棒アイスをくわえて立っていた。

「よっ」

拓哉は口からアイスの棒を出し、にこっと笑った。

「あぁー!ずるいずるい!」

それを見た綾香は子供のように大騒ぎする。

「お前の分もあるって」

拓哉は笑いながら綾香の頭をポンポン、と軽く叩く。

「やった!とりあえず中入って」

綾香はアイスの入った袋を受け取り、中へと入る。

「いっぱいあるね、どれにしよう」

部屋へと入った綾香は数あるアイスを見て、どれにしようか迷っている。

「これ旨いよ」

拓哉は袋からグレープの棒アイスをひょいと取り上げた。

「じゃあ私もそれにしよっ」

綾香は袋を覗き込んだが、同じものは見付からなかった。

「これが最後の一つです」

棒アイスの外装を剥き、拓哉はニヤニヤと笑った。

「私もそれがいい」

綾香は むぅ、と頬を膨らませふて腐れる。拓哉はアイスを一口食べ、ふいに綾香の顔を引き寄せた。

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あきゅろす。
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