銀魂裏恋(裏夢小説)
退:微裏、甘。9
「……遅くなってごめんね、仕事が手間取ったんだ……」
そこで俺はまた唇を重ねた。
お詫びと、感謝と、愛情を込めたキスをするために。
そっと、美穂ちゃんの口の中に入り込ませた舌を絡めて、お互いに動かしあって。
髪を撫でて、指を絡めて。
長い、長いキスをした。
ゆっくり、唇を離すと美穂ちゃんははにかんだ笑顔を浮かべて、
「………おかえりなさい…」
って、言ってくれた。
どうしても、退にいってあげたかったのと付け加えながら。
キスも、それ以上のことだってしたことはあるのに。
妙に美穂ちゃんの『おかえりなさい』の言葉がくすぐったくて……
「……ただいま、美穂ちゃん」
そう言った、俺の顔もほんのり熱かった。
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