銀魂裏恋(裏夢小説)
土方:激裏注意。9


「…よかったぜ、美穂」

情事を終えて、
土方さんは隊服の乱れを直しながら言った。





「………」

あたしは、答えなかった。
……答えられなかった、ってほうが正しいけど。

何回も絶頂を迎えた体は、もう力が入らなかった。

「手錠、外すからな……」
ガチャッ……
漸く手首が、解放された。

………そのかわりに、
革の首輪がかけられたのだけれど。



ちゅっ……
あたしの唇に、触れるだけのキスを落とすと

「愛してンぞ……また、くるからな」


そういって、部屋から出ていった………





「…ひ…ひッく…」
あたしは、静かにすすり泣いた。

………あたしは、これからどうなっちゃうの?
……これからも、こうして犯され続けるの……?




自由になった両手を、顔に当てた。
涙は、しばらく止まりそうになかった。

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