銀魂裏恋(裏夢小説)
土方:激裏注意。2
目が覚めると、
見覚えのない天井が視界に入ってきた。
……あれ、あたし。
昨日はどうしたんだっけ。
たしか…昨日は近藤さんの気まぐれで、秋祭りに行ったあとに屯所で宴会が開かれて………
あたしたち女中はお酌したり、お酒の肴を出したりして……
……土方さんに、お酌をしたときに
『……あんまり、騒いで飲む気分じゃねぇんだよ……部屋で飲むから、相手してくれねぇか?』
……って、誘われて。
こっそり二人で抜け出して……
ぽつりぽつり、会話をしながらお酌してたら、
『お前も飲めよ』
………って勧められて、それから………
…………それから?
………だめだ。思い出せない。
だんだんと、意識がはっきりしてきて。
妙なことに気が付いた。
………この部屋、窓がない………?
部屋の隅についているロウソク以外には、
灯りがなく………薄暗い。
「………」
おかしい。
今あたしがいるのは。
土方さんのお部屋ではないし、
さっぱり検討がつかない。
…………そもそも、ここは屯所の中なのだろうか……?
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