銀魂裏恋(裏夢小説)
退:微甘。8
そうなんだ、と美穂ちゃんは俺の頭に手を置いて髪をふわふわと撫でてくれた。
それは、とても心地好かった。
「…退の髪、サラサラしてて好き」
優しげな目をして、美穂ちゃんが言った。
さっきの、猫をみている時よりも
素敵な笑顔だった。
「……ありがと」
俺は右手を顔の上に置いた。
まっすぐに、美穂ちゃんを見ていることが出来なかった。
……美穂ちゃんの表情に、思わずドキリとして俺の顔が赤くなり始めたから。
穏やかな、午後の日差しの中で。
俺は幸せいっぱいでした。
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