銀魂裏恋(裏夢小説)
退:微裏、甘。5


………ん?
なぜか、近藤さんが廊下の中央で仁王立ちしていた。




顔付きが妙に険しい。
……なんか、門限を過ぎて帰ってきた子どもを待つお父さんみたいだな……。


「おい!今何時だと思ってるんだ!」

って!マジかよ!!

「……約1時です」
なんとなく雰囲気に飲まれて俺はおずおずと答えた。


「帰ってくるって言った時間はとっくに過ぎてるだろう!俺はお前をそんなヤツに育てた覚えはない!」



「いや…俺も近藤さんに育てられた覚えは一切ないんですけど………」

唾が飛んできそうなくらい、顔が近づけられて俺はたじろいだ。
……遅く帰ってきてこんなに怒るような人だっけ?




「……早く、部屋にもどれよ」
「え……報告は」
「朝でいい!……とにかく、部屋にもどれ」


いつもと違う、近藤さんの態度に困惑しながらも俺は部屋に戻ることにした。

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あきゅろす。
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