銀魂裏恋(裏夢小説)
銀時:甘々。5


甘くて短い、
三分が終わった。






銀ちゃんの唇が、あたしから離れる。





「…ごっそうさん……っと」



銀ちゃんが唇をペロリ、と舐めた。




「銀さん、胸一杯、腹一杯だわ」


銀ちゃんは、満足げな顔をした。



「へ、じゃあご飯はいらない?」





あたしは少し意地悪言ってみる。



「いや、飯は食うよ。つーか、食わせて?銀さん、今日美穂ンために何にも食わないで来たから」



半分本気で銀ちゃんが慌てる。
あたしはそれがおもしろくてクスクス笑う。



「だって、お腹一杯なんでしょ?」




銀ちゃんが、肩をすくめた。



「お前、馬鹿だな……甘いものと飯と美穂は別腹なんだからな?」



「……はいはい」



あたしは、銀ちゃんの言った馬鹿みたいなセリフを流しながら……



(本当は、ちょっと恥ずかしくて顔が熱かったりするわけなんだけど。)




台所に入って、さっき出来たシチューを取りにいった。



寒い日には、シチューが一番。



でも…もう。
あたしと銀ちゃんはシチューを食べる前に十分に温かくなっていた……



「あ、そうだ……」
「ん?なぁに?」



「飯食い終わったら、デザートな



…美穂が」



「!!ぎ…銀ちゃんのスケベ!!」

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あきゅろす。
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