HEART's(裏夢小説)
この変態は!18


診療室のベットに寝転がり、ペンギンの用意してくれた氷枕に頭を乗せる。

すっかり熱してしまった頭が氷枕によって溶かされる。


すごく気持ちいい。



「今お粥作って来るから、ちゃんと安静にしてろよ?」



そういい、部屋を出て行ったペンギン。


お母さんか。


そう突っ込んでしまいそうなのをグッと堪えて見送った。



ペンギン優しいな。なんかお母さん要素入った兄ちゃんみたいな感じ。

過保護だよね。



ペンギンのことを考えながら一人クスクス笑う。





コンコンッ



すると、不意にドアを叩く音。

ペンギンかと思い、どうぞ、といい促すとそこには思いもしない人物が立っていた。



『………ロー?』



か弱い声で弱々しくそう彼の名を呼ぶ。

どうしてローがいるんだろう。



起き上がろうとした私にローは近づいてきて、



「寝てろ」



そう一言。私のことを気遣ってか、静かに言い放った。


ベット近くの丸椅子に腰掛け、どこからか取り出した聴診器を見につけた。



「服、脱げ」

『………』



いきなりそんなことを言われても、体に力が入らない。

首を横に振って見せ、ローを焦点の定まらない目で見つめる。



「………ハァ」


一つ、ため息を漏らすとローはわたしの服を脱がし始めた。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!