HEART's(裏夢小説)
この変態は!17
それは、私の身に突然やってきた。
「……ミユ、お前顔赤くね?酒でも飲んだ?」
『……ううん、飲んでない』
夜の食事時、今日はペンギンの隣に座って食事をしていた。
そんなとき不意に言われた言葉に頭上にハテナを飛ばす。
顔、赤いかな。心なしか顔が熱い気はしてたけど。
「熱あるんじゃねぇのか?」
そういい、私とおでこをくっつけるペンギン。
ピッタリくっつくペンギンの額は冷たく感じた。視線をペンギンの顔に向け、ジッと見つめる。
ペンギンもよくみたらカッコイイ顔してるなぁ。
そう思いながら、徐々に離れていくペンギンの顔をトロンとした目で追った。
「(うわっ、そんな顔で見るなよな///)……ミユ、熱あるぞ」
『………そっか』
「段々元気なくなってきたな。今日はもう寝たらどうだ?」
私の頭をポンポンと撫でながら、心配した表情で私に尋ねるペンギン。
こういう時、どうすればいいのかよくわからない。
休みたいけど、私には部屋がないのだ。
『ローに風邪移したくない……』
「……んー、じゃあ診療室で寝る?あそこはほとんど使ってないし、薬もあるだろうからさ」
『ん、そうする』
休めるならどこでもいい。とりあえずローにさえ風邪は移さなければ大丈夫。
診療室なら治療の設備も整ってるし、私的にもそこがいい。
ペンギンに肩を貸してもらい、すぐに私達は診療室へと向かった。
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