HEART's(裏夢小説)
この変態は!11
無抵抗な私と馬乗りになって私を見下ろしているロー。
ねむねむ。
眠くなってきたな。
無言で見つめ合う私達。
そんなに見つめちゃ"いやん"とか言ったらキレられそうだから止めておこう。
『ロー……?』
「…ククッ」
………?
なにが起きたの?
一人で笑ってるよこの人変((
ローは私の耳元に顔を寄せてきて。
「抱くのは止めた。俺を惚れさせてみろ」
私の耳元に口を近づけ囁いた彼。
ローはそのまま私の隣に寝転がり、私に腕枕をしたまま目を閉じた。
『………////』
くそぅ。やられた。
ノックアウトだよ。
耳弱いの知っててこんなことしたな←知りません
真っ赤に染まる顔を両手で覆い隠して熱がおさまるのを待つ。
しばらくしてから、目を閉じて寝ている彼の隣でポツリと呟く。
『絶対に惚れさせてあげる』
そして、ローの頬に口づける。
あれ、これなんか私襲ってるみたい。
まぁ、惚れさせる相手だから問題ないか。
明日も明後日も、毎日私に夢中にさせてやる。そう決心して、私もローに寄り添い眠りに就いた。
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