HEART's(裏夢小説)
この変態は!9


あー、気持ち良かった!

久々にゆっくり入れた感じ。誰も覗きに来なかったしゆっくり出来た。

そもそも考えてみれば、皆私がお風呂に入ろうとしてるなんて気づいてないでしょ。




お風呂場の扉を開ける。



『………』

「………」

『……まさかっ!?あんなに釘刺したのに!?』

「お前の幼児体型の体なんかに興味ない」









………うっ。



グサッときたよ。

今のは刺さった。何よりも気にしているコンプレックスを易々と口にしてこの変態は!

いつどこをどう見て幼児体型だって思ったんだ。



「……全部?」



『サラッと心を読まないで!』



頭を抱えて唸る私を船長さんは白い目で見てくる。その視線めちゃくちゃ心に棘ですよ。

もうそろそろくじけそうです。




「……行くぞ」

『え!?……待って!』



そんな私にお構いなしというふうに歩きだしたロー。

ここでくじけていてもしょうがない。ローに置いていかれて迷子になる方が困る。

小走りでローに着いていく。



足長っ!!

世の中どうしてこうも違うんだろうか。不公平不平等!


置いていかれないようにローの服の裾を掴む。

ローはそれを見て喉を鳴らした。



私は一生懸命ローに着いていくのがやっとだった。

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