HEART's(裏夢小説)
この変態は!8


『あ、ここか。ありがとうロー』

「あぁ…」



お風呂場の扉を開けて中に入ろうとしても、帰ろうとしないロー。


え、もしかして覗く気?

そうだとしたら釘刺しておかないと。



『いくら私が可愛いからって覗かないで下さいね』

「…………ぁ?」



なんかごめんなさい。ホントにごめんなさい。

そんな顔して睨まないで!鬼だよ鬼!!悪魔じゃないよ鬼((ry



「犯されてぇのか?」

『滅相もございません。冗談です』



  ・・・・
そのアブナイキーワード何よ!?

言わなきゃよかった。今更後悔。後悔先に立たずってヤツだよ。



「…鍵」

『………ん?』


「鍵ねぇけど、いいのか?」




………そういうことか。

それを先に言って欲しかったのに。なんかいろいろ疲れたし。ローのせいで。

でも、優しいところあるじゃん。やっぱり私の目に狂いはなかった。



『見ててくれるの?』

「……可愛くおねだり出来たらな?」



前言撤回!!!!
ただのドSだよこの人!

私の目が狂ってたよ。



いや、好きだけどさ。


こんな人だとは思わなかった←オイ



『覗いたヤツは片っ端からシメるので結構です!』



バンッと勢いよく扉を閉める。

扉の奥からクツクツと声を抑えて笑う声が聞こえる。

早く入ろうそうしよう。


そして、私は浴場をめいいっぱい堪能して疲れを癒した。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!