降谷に抱かれて(裏夢小説)
避妊してくださいね
いくら大人同士の一回切りの体の関係をとはいえ、毎日顔を合わせ、仕事をする二人がそうなれば、何か微妙な影響は避けられない。
でも、約1ヵ月後には、美紀と零の関係は終わってしまう。
だったら思い出にしてみてもいいんじゃないか。
そんなズルい考えが美紀の中に芽生えていた。
そう、結婚式はおろか入籍もまだなんだし、物理的にはまだ問題ないことだし、と割り切った考えにすらなっていた。
そして
「わ、わかりました。ちゃんと、避妊してください・・・ね。」
恥ずかしさのあまり、下を向き搾り出すように美紀が言う。
「ま、任せといてよ。」
と言って、零は美紀を抱き寄せ、腰に手を回すと、二人は、俄かに恋人同士のように渋谷のホテル街に消えていった。
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