ぺニスの王子さま(裏夢小説)
手塚。甘。微裏
もうすぐテストのユカは教室で勉強をやることに。
気合いを入れ机に向かい、黙々とページをめくる。
『…‥次っ
……‥ιι
わ…分かんない…‥ιιι』
頭を抱え机に額を押しつけ、テストの結果を想像していると…。
━ガラッ…━
ゆっくりと振り返り、結果に涙した瞳で手塚を捕らえる。
『………‥。
狽ネっ?!!』
勢いよく体を起こし教科書と問題集に向き合う。
「なんだ…ユカか
こんな所で勉強か?」
『…そうですけど?』
横目で手塚の様子を伺いながらシャーペンを指先で回す。
手塚が近づきユカの前の椅子に手をかける。
『なんでしょうか?』
「勉強を見てやろうと思ってな」
ユカが言う前に椅子に座り、問題集に手を伸ばす。
『はぃ?!なんで、また…』
「ユカはやれば出来るからな
ほら、分からない所は何処だ?」
『っ
いいですよっ!!自分でやるから!!!』
問題集を奪いページをめくり始める。
手塚は教科書を見てユカに目を戻す。
何も言えなくなるユカ。
「空白だらけだが?」
『っ///(どっちにしろ集中できないからっ!)』
「ユカ、難しく考えるな。
ここの問はだな……、…で、……と、答えが出る。」
『へぇ…
(狽チて、なんで教えもらってるのよ!?)』
「やれば出来るんだ。
一人でやろうとするな」
『……はい』
テストの為にと手塚に教えてもらうことになったユカ。
「これは…」
手塚の、おかげでなんとか理解できたユカは、問題を読み上げる手塚を見つめた。
『…そぅいえば噂で聞いたんだけど今日、誕生日って…ほんと??』
「話を逸らすな」
問題集に目をとおしたまま答えられ、ユカは、手塚の顔を見つめたままシャーペンを指先で回す。
『誕生日なのよ?
人が生まれる日なのよ?ましてや自分が生まれた日よ?
人が生まれるなんて奇跡みたいなもんよ?
で、誕生日か、そうでないのか教えてくれたっていいじゃない』
ユカの饒舌に、目を合わさないで聞いていた手塚がゆっくりと顔を上げ向き合う。
「そうだが??」
『ふーん…じゃぁ』
と、身を乗り出し、ユカは手塚の唇にソッと唇を重ねた。それはほんの数秒。
『勉強を見てくれたお礼と、誕生日プレゼント☆』
手塚は驚くでもなく帰ろうと席を立ったとき、ユカの腕を掴んだで引っ張られる。
『なっ?!んっ?!!』
強く唇を重ねる手塚
ゆっくりと離れ、ユカを抱きしめ、耳元で囁く。
「愛しい者から、あんなプレゼントを貰えるとはな…
もちろん、来年の誕生日も祝って貰えるんだろぅ?(微笑)」
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