R18 BL short story(BL小説/エロ小説)
一度だけでイイから2


「…――っ?!ちょっと聡志!!」

拓海の驚いた声が寝室に響き、慌てた様子で起き上がってくる。

「何してんだって、解さないと痛いぞ?」
「だから、意味が違うって」

違う?何が??だって拓海は俺が上にって……。

「ん?だって上になれって言っただろ?」
「あー、やっぱり分かってない。俺が言ったのは、聡志が上に乗って動いてって事」
「俺が…上に乗って、動‥く……」
「そう、分かった??拓海の気持ちイイ姿を下から見たいの」
「…――?!」

俺が驚いているのと反比例して、拓海は嬉しそうにニコニコしている。そんなの…

「絶対にイヤだ!!」
「何で、いいじゃない。ただ位置が変わるだけだし」
「位置が変わるからイヤなんだよ!!」

顔を真っ赤にして怒鳴るとやれやれと言った様子で俺を見ている。
どんなに言ったってそんなの絶対に嫌。
羞恥心でいっぱいになり、顔を真っ赤にしながら俯いてしまった。


無理なものは無理なんだ。


それでも諦めないようで、拓海は片方の腕で抱きしめ、もう片方の空いている手を萎えかけた自身を触ってくる。
ぬるぬるになっているソコは敏感になり、触られた瞬間に小さく吐息が漏れた。

「…んっ…本当に嫌だって言ってる‥だろっ」
「一度だけでイイから‥ね?」
「でもっ、嫌なものは…――ッ!」

拓海を振りほどこうとしても、弱い場所を攻められては適う術が無い。
でもイかせようとはせず、ゆるゆると自身を擦ってくる。
萎えかけた自身は再び息を吹き返し、先端から先走りの透明な液体が零れてきた。
拓海の手が動く度に、ソコからはくちゅくちゅと濡れ音が響き、理性が少しずつ剥がされて行くのが分かる。
自分で体を支える事が出来なくなり、拓海にしがみ付くと、俺の背中に回していた手が下へ降り奥にある窄まりを指で撫で回してきた。

「ねえ、聡志。イけないでしょ?ココに俺が欲しくない??」
「あ…んくっ、イヤだって言って…ひぁっ…」

入れようとはせず、ただ撫でるだけ。
中に刺激が、快感が欲しくて腰を揺らすけれど時々第一関節まで入れるだけでそれ以上は入れようとはしてくれなかった。

「ねえ、いつまでたってもこのままでイイ?」
「んぁっ…ひ、あっ…」

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