R18 BL short story(BL小説/エロ小説)
変態になろう1


(ここは何処なんだろう……)
目が覚めた少年は見知らぬ部屋の風景をキョロキョロと見回していた。

見慣れない天井
見慣れない部屋

少年は自分がどうしてここにいるのか理解できなかった。



――ガチャ。
ドアが開き、一人の男が中に入ってくる。
その男の事も少年は知らない。手にボストンバックを持っている。

「…あの…僕」
「……」

少年は不思議になって男に尋ねるけれど、答えずに作業をしていた。
ボストンのファスナーを開けると、中から色々なものが出てくる。
ロープ、手錠、リング…などなど。
少年にはこれらを何に使用するのか理解できないようなものばかり、次々と床に置かれていく。

「すみません‥僕、家に帰らないと‥―――ッ?!」
「何、言ってるんだよ。君はこれから俺と遊ぶんだよ…」

少年が起き上がり、ドアの方へ向かおうとした時
男は少年の腕を背中に回して、両手首を手錠で纏める。
突然のことで少年は驚くだけで、抵抗する間もなく肩に担がれしまう。
男の肩から降りようと足をバタつかせ、体を捩るけれど、何の意味も示さなかった。

「っつ…、何するんだよ。家に帰らないと怒られちゃうよ」

ベッドの上にドンッと置かれると、少年は男の方へと向きを変えながら言う。
いくら少年でも、これがただならぬ事だと理解し始めている。
手を動かして、なんとかしてこの手錠を外したいけれど、ガチャガチャと金属音が虚しく響くだけ。

――ギシッ…
男が少年のいるベッドの上に乗り、手には何かを持って近付いていく。
少年が後退りして男から逃げようにも手を動かせないためにバランスが上手く取れず、横に倒れてしまう。
男はサッと少年に跨るようにして押さえ込むと、服を引き千切るようにして脱がしていく。

「何っ?!…止めてっ!!」

シャツのボタンが弾け飛んで、バラバラとベッドの上に落ちていった。
少年の上半身が露になると、ズボンに手を掛けてボタンを外し、ファスナーを降ろしていく。
下着とズボンを手に掛けると一気に引き降ろし、足から外してしまった。


少年はソックスだけを身に着けただけ。
あとは全てを晒していた。

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