R18 BL short story(BL小説/エロ小説)
手錠で拘束して固定5


もうここからは意識はない…



気が付いた時には僕は違う部屋にいて、ベッドの中で眠っていた。




起き上がろうとしても体中に鈍痛が走り、動かす事が出来ない。

『良かった…死んじゃったかと思った…』

横を向くと、僕と同じ頃にここへ来た真琴が泣きながら座っていた。

『…え、僕…お客様と…』

声を出そうにもさっきので、喉を潰してしまったらしい。
掠れた声が出てくる。
奥のほうを見ると、真琴だけじゃなかった。
支配人も壁に凭れながら腕組をして立っていた。

『他の奴から誠也のいる部屋がおかしいと言われたんだ。
少しは防音加工しているのはずなのに前を通るお客様や、こいつらから悲鳴が聴こえて来るって。
行って見ると部屋の中からは誠也の泣き叫んでいる声が聞こえるし。ちょっとおかしいと思い、部屋を開けた』

ゆっくりと歩み寄りながら説明してくれた。
支配人が入ってきたときには、僕の意識はなく焦点の定まらない瞳でパクパクと呼吸をしていた。
その頃には射精も出来ず、失禁してたらしい。
お客様はというと、支配人とボディガードが入ってきても興奮していて気がつかないようで、絶えず僕を拳で犯していたそうだ。

僕の中から拳を抜かせ、別室に連れて行った。
でも、それ以上のことは教えてはくれない。
ただ分かったことは、あのお客様はもう二度とここへは来ないそうだ。

『真琴、誠也の意識が戻ったんだ。お前は仕事へ戻りなさい』

支配人の声にゆっくりと椅子から立ち上がると、僕の体を優しく抱きしめて部屋から出て行った。
でも、まだ後ろ髪を引かれるらしく、部屋から出る時も僕の方を振り返り、心配そうな顔をしていた。
支配人も暫くすると『今日はこのまま寝てなさい、誠也の指名は全て丁重に断っておくから』と言って部屋から出て行った。

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あきゅろす。
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