R18 BL short story(BL小説/エロ小説)
一度だけでイイから4


イヤだって言っていたのに、拓海の上に乗って2回もイってしまった。
お互いに白濁を吐き出すと、拓海の上に覆い被さるように倒れこんだ。
呼吸が荒く、拓海の上で体が上下している。

「…はぁっ……はぁ…」
「…はぁっ……はぁっ…」

拓海の体温が俺の体から伝わってくる。

顔を引き寄せると、唇を重ねた。
深い口付けではなく、合わせるだけの口付け。

何度か角度を変えると唇を離し、拓海の胸に顔を沈めた。
俺はこの時間が好きで。
気だるい感覚で、拓海に体を預けるのが…。
拓海の鼓動と呼吸を聴いていると、心が落ち着く。

「…なあ、聡志……」
「……ん?」

もうちょっとこうしていたい。
なんてことを思いながら顔を上げると、俺と同じように顔を紅潮させている拓海の顔。


のはずだったが……。


拓海はニヤニヤしている。何だこの気色悪い笑みは…。

「何がおかしいんだよ?」
「いや、ねえ……」

俺を見て一言言ったきり…
ただ、ニヤニヤしながら俺の体を撫でている。
焦らされているのがもどかしくて問いただすと、嬉しそうに話し始めてきた。

「だって最初はあんなにイヤだって言ってたのに…2回も…ねえ」
「…――?!」

忘れていた羞恥心が甦ってくる。
そうだった、俺……。
慌てて拓海から離れようとするけれど、ガッシリと体を捕まえられて離れることが出来ない。

「離せって…離せよ」
「無理だよ、だって俺たちまだ繋がってるし…」
「だったら、抜けっ!…――っ、バカ。動くなっ!!」
「どうせ、夜は長いんだしもう一回ヤッておく価値はあると思うよ?」
「っあ、止めろって…あっ…」


俺の言葉を無視して、もう1度体を重ねたのは言うまでも無い。

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