R18 BL short story(BL小説/エロ小説)
体中が熱くなって2
手の先から視線を上げていくと白衣の袖が見えて、僕自身が扱いているのではなく、白衣を着た人に扱かれているような気持ちになっていた。
そうなると僕自身の欲望は益々エスカレートして、ズボンが汚れるのも気にせずそのまま下着ごと脱ぎ去り、陰嚢をやんわりと揉み始めた。
「は、ぁっ……ぁ、ぁっ…」
下半身から来るビリビリした刺激に、快感の吐息が漏れてくる。
やってはいけない場所だからこそ、得られるスリルと快感。
扱く速度が上がり、小さな空間に僕の喘ぎと行為の音がこだましていた。
――ガラガラ…
準備室のドアが開く。
でもその音すら聞こえずに、淫らな行為に夢中になっている。
『…あれ…俺の白衣……』
「ぁ…―――!?」
先生の声がしてようやく気が付いた。
『おーい、誰か居るのか?白衣持ってんだろ、返せよ』
足音と共に声が近づいてくる。
我に返った僕は慌てて、ズボンと下着をあげて昂ぶったモノを中にしまった。
白衣を脱いで自分の体に布団のように掛けると、何を血迷ったのかそのまま寝た振りをした。
「おい……何だお前か。こんな所で何してんだ?それに俺の白衣を持って…?」
「……」
先生に声を掛けられても、寝たふりをしている僕は答えずにいる。
バレないかとドキドキして、体が小さく震えてしまう。
こんな場所で白衣を着て自分のモノを弄っていたんなて知られたら、恥ずかしくて…。
「寝てんのか…?」
先生の顔が僕の顔に近づいてくるのが分かるけど、その近づいた気配が消えようとしない。
……何?
不安になっても目を開けることが出来ない。
ドキドキが大きくなって先生に聞こえるじゃないかと、気が気じゃなくなってくる。
そろそろ、起きたほうがいいかも……。
そう思った瞬間、掛けていた白衣が剥ぎ取られて僕の体は先生によって床に押し付けられていた。
「…―――ぅわっ!?」
「寝た振りなんかしてんなよ…お前がここでオナニーしてんのバレてるんだぞ?」
見上げた先生の顔は普段の知っている、楽しくて優しい先生の表情じゃない。
瞳はギラつき、口元を歪めている。
「…ぅっ……」
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