R18 BL short story(BL小説/エロ小説)
熱を帯びる4


「坂も…―――っ!何だよお前、俺に欲情してんのか??」
「……」

悪い冗談と思い、腕を解こうとするけれど離そうとする気配がない。
それに、俺の尻に何か当たってくる。
まさか、違うよな?

「坂本、離せって早く行かないと皆、心配するから」
「細川…お前が悪いんだ。お前が俺を煽るから……」

いつもの坂本と違う。
息が荒く、抱きしめていた手が俺の胸を撫でまわしてくる。

それに俺の尻に当たっているもの…

俺でも分かった。
坂本の勃起したモノだった。

「坂本、離せって。悪い冗談はよせよ」
「冗談なんかじゃない。冗談で勃起なんかしねえよ」

坂本から離れたいけれど、体が言う事を聞かない。
恐くて体が強張っていた。
何だよ?!
俺達、男同士だろ??
頭の中がゴチャゴチャになってくる。

坂本は胸を撫でていた手を降ろし、スリットの中に手を潜りこませてくる。
俺のモノを掴むとゆっくりと揉み込んで来た。

「ッバカ!ヤメロって…」
「悪りい、俺にも止めれねえ」

手を掴んで離そうとするけれど、力が入らなく坂本の手に俺の手をそれることしか出来ない。
人に触れられた事の無かったモノは少しずつ熱を帯び始め、先走りが溢れてくるのが分かる。
揉み込むのを止めると、今度は根元から扱き始めてきた。

「っ…あ、坂本…離せ…」
「気持ちイイんだろ、俺の手の中で硬くなってるし…オナニーぐらいした事あるだろ?」
「うるさ…い…んんっ…」
「俺はある。お前の事を考えながら毎日してた。お前のモノをこうやって触りたい。俺の手の中で射精させたいって。それ以上の事も…」

気持ちよさにぼやけ始めた頭で何かが間違ってるって。
俺は坂本の事を友達だと思っていた。
こんな事間違ってるって。
俺も男だし、坂本も男。

「なあ、俺の手の中でイってよ。俺、細川が射精するところ見たい」
「ひっ、あっ、ああ…いや‥だ…」

顔を振ってイヤだと言うけれど、坂本は扱く手を止めようとはしない。
先走りでぬるぬるしたモノが敏感になり、膝から下の力が抜けていく。
腕を離されたら今にも床に崩れ落ちそうだった。

「チャイナ服、細川ので濡れるな…」
「んくっ…」

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!