快楽堕ち変態性奴隷(BL小説/エロ小説)
泣き悶えて喘ぎながら


ピチャピチャと胸を舐める音や、性交の音。俺達の喘ぐ声が浴室に響き始めてくる。
体内で賢治のペニスが大きく脈動するのが分かる。俺のペニスが律動のリズムに合わせて揺れ、大きくなっていくのが分かる。


聴覚も触覚も…全ての感覚が犯されて行くのを感じた。


少し動きがゆっくりになり、ギリギリまで引き抜いていく。
この抜ける感覚が堪らなく切なくて、いつの間にか自分で腰を揺らして追いすがっていた。

「ぁぁっ……賢治のおちんちんが……もっと激しくしていいから……」

最後の薄皮一枚だった理性も剥がれ落ちていた。言ってはいけない言葉を、賢治に向けてしまった。
逃げようとしていた手が賢治の背中に回されて、離れていかないよう必死に抱きついている。
賢治も俺の肩を抱きこんで腰を揺らし、互いに快感を貪りあっていた。
体だけでなく唇も重なり、互いに舌を絡ませあって唾液と舌の感触を互いに共有していった。


「おお…ようやくいつもの洋一になったか。これで本当の兄弟愛の始まりだな」


もう……永井の言葉なんて耳に届いていなかった。俺の耳に聞こえて来るのは賢治と俺の熱い息と性交の音。
兄弟同士なんてどうでも良くなっていた。ただ、気持ちよくなりたくて、気持ちよくなって欲しくて。
賢治の腰に足を絡ませて体をくねらせながら淫らなダンスを踊っていた。


「ああっ……いい、いいっ……ひッ…ぃぃいいいーーー!」
「兄貴のお尻…熱くて蕩けそうで……ぅぅっ…」


泣き悶えて喘ぎながら、ペニスに触れることなく精液を迸らせる。
賢治も小さく呻き声を上げると、ビクンと大きく脈動させながら腸壁に熱い精液を叩きつけた。


不道徳なもだからこそ得る快感は大きくて、二度とある事じゃないからたくさん感じて。
永井では得られないエクスタシーを体中で感じ、俺は意識を賢治に抱かれながら手放した。

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