快楽堕ち変態性奴隷(BL小説/エロ小説)
淫音を響かせながら


――ァ……ハァ…ハァ……

どれくらい意識を手放していたんだろう。
暗闇の中でも体が揺さぶられている感覚に落ちている。無意識の中でも永井とのセックスを感じでいるらしい。

今更ながら、少しの後悔にあった。非力でも賢治を庇ってやればよかったと。
俺だけで十分だって、あいつは何も関係ないと。
ほんの少しだけでも永井の優しさを感じて寄り添った俺がバカをみた。
永井はそんな生易しいような奴じゃない。生きたまま人の血肉を喰らうような奴だったんだ。
分かったところでもう遅い。結局は俺達家族がバカだったんだ。


ゆっくりと瞼を開くと視界にあったはずの天井がなく、代わりにあったのは賢治の苦悶の表情だった。

「……賢治」
「……」

それにいつも感じる異物感。でも、何かが違った。
永井のペニスはこんなに奥までは届かない。もう少し手前で体内を蹂躙していた。
俺の体が揺れるのと同じリズムで賢治も揺れている。


…まさか――!?


首を持ち上げて下半身の方を見ると、いつも永井を受け入れているそこには賢治のペニスが挿入されていた。
賢治のペニスが俺の中を淫音を響かせながら出入りしている。


実の弟となんて……。体が拒絶を示し出してくる。


「ッ!!……け、んじ……ぅぁぁ……抜け…」
「…ごめん兄貴……ごめん……」

力を振り絞って賢治から離れたくても、腰をガッチリと掴まれて動くことができない。
無理に動こうとすれば逆に賢治を刺激して、体内にあるペニスがヒクンと脈動していた。
慌てて永井を探すと浴槽の淵に座り自分でペニスを扱きながら俺達を見つめている。

「ダメだっ…賢治!俺たちは兄弟なんだ!……永井さん、永井さん!!」

叫びながら永井を呼ぶけれどニヤニヤとこっちを見るだけで、俺達を離そうともしない。

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あきゅろす。
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