快楽堕ち変態性奴隷(BL小説/エロ小説)
視線の先にある二人


賢治に見られながら……俺は永井とのセックスに酔いしれた。
賢治の知らない本当の俺の醜態を恥ずかしげも無く曝した。


永井は息を上げながら賢治に近付いていく。
側まで来ても賢治は動く事も無く、俺を見つめていた。

「どうだ賢治…洋一は毎日、私とこうしている。お前も味わってみたいと思っただろ?」
「……っ」
「意地を張ってもどうにもならん。お前のズボンは染みになってるぞ?」

永井に迫られて賢治は言葉をなくしてしまっている。ここで違うと言ったとしてもあまりにも説得力の無い否定だ。
更に近付いて体を壁に押し付けるとそのまま手を股間へ持っていって、ズボンの上から股間を揉んでいた。
本当ならここで起き上がって二人を引き離すべきなんだろうけど…。
起きあがる事もせずにただ、視線の先にある二人を見つめていた。

「止めろ……っ!?何するんだ!?」
「何って?その窮屈そうな股間を解放してやろうとしているんだ」

永井が賢治を壁に押さえ込んでズボンのボタンとファスナーを降ろそうとしている。
歳はとっていても力があり、賢治と言えどもなかなか逃げる事が逃げないようで、ジタバタともがいていた。
永井は獲物を捕らえたようで楽しそうに賢治の体を弄り始めている。

俺は…兄貴として……いや、人間としても失格かもしれない。
実の弟が俺と同じような目に合おうとしているのに、助けに行くこともせずにただ見つめているだけだから。
それに永井との男同士のセックスや、排泄行為に快楽を得ている。
こんな俺なんて、居ない方がイイんだ……きっと……。


永井のうっとりした声と賢治の抵抗の叫びを聞きながら……ゆっくりと瞼を閉じて、意識を手放していった。

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