快楽堕ち変態性奴隷(BL小説/エロ小説)
撫で回されて


「んっ、洋一…もういい…なかなかフェラが上手くならんな」

髪に指を絡ませながら不満のような声が上から聞こえてくる。

「…すみません」
「まぁいいさ。そんなお前も私は好いてる。フェラよりもイイ尻を持っているからな」

後頭部を掴んで口からペニスを離させると、プルンと震えながら天井を仰いでいる。
好きになって欲しくはないけど、嫌いになんてなって貰っては困る。
無理に名残り惜しそうな表情を作って永井を見上げると口元を歪ませながら、先走りと唾液で濡れた唇を肉厚のカサついた指で拭ってきた。

「今日はな少し趣向を変えてある。浴場へ行こう」
「はい…」

しゃがんでいた俺を立ち上らせて腰に腕を回してくると、そのまま浴場へと連れて行かれる。
その間も腰や尻に手が回されて撫で回されていた。

――ガチャ。
ドアを開けるとそこには東京の景色が一望できる、浴場とは思えない広さ。
床や壁は高価な大理石のタイルが敷き詰められている。
窓からは綺麗な夜景が見えて、ほんの一瞬だけ、この置かれた状況を忘れさせてくれる。
ここでも何度も永井に抱かれていたけれど、窓の外に映る夜景を見て、少しでもいいから汚れた自分を浄化させていた。

「……?」

床にあるものに目が行った。ここにはとても相応しくないようなものばかり。
アナルバイブ、拘束具やシリンダーや何かの薬液の入った袋などが置かれていた。

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