快楽堕ち変態性奴隷(BL小説/エロ小説)
快楽に落ちろ


こんな行為を賢治に見られるのが嫌で『見るな』と言いたい。
でも…口から出てくるのは言葉じゃなく――熱い吐息。
永井は耳の中に舌をねじ込んで、ピチャピチャと音をわざと立てながら舐めてくる。
手は亀頭を包み時々、人差し指で尿道口を擦り上げていた。

「…くぅ……っ…あ、あっ…」
「どうした?いつもならこうされると気持ちよくて堪らなくて腰が揺らぐだろう?もっと声も聞かせてやれ」

永井は普段のようにもっと快楽に落ちろと言ってくるけど、どうしても賢治の前では無くしていた理性が働く。
いくらビデオか何かの方法で俺たちの情事のさまを見ていたとしても、プライドが許さない。
歪みかけている視線の先に見える賢治は目を逸らす事もなく、ただ黙って見つめていた。

「のぅ弟よ…賢治とやら言ったかな。これがお前の目で実際に確かめたかった事だ。どうだ?」
「……」
「お前達家族が今、ああして日向の下に居られるのは洋一がこうして体を開くからだ。
こんな兄を汚らわしいと思うか?それはお前等も同じだぞ?
自分の肉親を生贄のように捧げて、のうのうと暮らしている。ガキじゃないんだ分かるだろうそれくらい?」

愛撫をくわえながら淡々とした口調で賢治に投げつけていく。
それでもなお、答えようとしない賢治に苛ついたのか、快楽に堕ちようとしない俺に苛ついたのか。
永井はカウパーで濡れた手を尻の谷間に延ばし、そのままアナルの中に指を突き入れてきた。

「…―――ひッ!!嫌だっ…永井さん!」

こんな状況で体内を犯されるのが嫌で、抵抗したくてもペニスを弄られながではどうすることも出来ない。
離そうと体を動かしても賢治からしてみれば、ペニスを勃起させて喜んでいるようにしか見えないでいる。

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