快楽堕ち変態性奴隷(BL小説/エロ小説)
喘ぐ感覚も短くなって


東京の夜景を一望できる浴室に入って、これから来るであろう永井との情事の準備をする。
永井のペニスが汚れないように中を綺麗にして、それから体をボディソープで洗っていく。
お湯を浴びているうちに肌が火照り、全体がうっすらと赤く染まる。
それに浮きだって永井が体に残した赤い痕が更に色を鮮明させていた。


――洋一の肌は私の唇や手に吸い付いてくる…男の肌とは思えん…
――…んッ……ぁぁ……


肌を滑る焦れた愛撫が気持ちよくてもどかしくて。もっと体が熱く焦げる程に愛撫して欲しくて…。
永井の後頭部を抱きこみながら体をくねらせていた。


この後の為に体を綺麗に洗うだけのはずなのに…
自然と手は乳首を抓り、もう片方の手でペニスを扱いていた。
自分の手で施す体への愛撫が永井から与えられる愛撫のように感じ、自慰のような感じがしない。
手は永井の太く肉厚な指じゃなくて俺の手であり…指であり…。

でも……本当は手なんかじゃなくて、生暖かく湿り気を帯びた口や舌で愛撫したかった。腰に直接響いてくるあの刺激を。
永井は陰嚢を少し乱暴に揉みながらペニスを舐め上げてくる。
舌先で裏筋を辿り尿道口に突っ込んでくるかのように穿ってくる。
さすがにあの太い指で尿道口をくじってきた時は痛感が走り、泣きながら腰をくねらせていた。
でも、何度も何度も嬲られていくうちにひぃひぃ泣きながら体を捩らせ、嬌声をあげていた。

永井の動きや言葉を想像していくうちに、手の動きも早くなり喘ぐ感覚も短くなっていく。
ちょうど陰嚢を揉み上げようとした瞬間に背後から誰かの手が伸びてきて、動きを静止された。

「何をしているんだ?」
「………!?」

誰もいる筈のない空間に伸びきた肉厚な腕と、ねっとりとした粘着のある声色。
体は一瞬、ビクンと小さく跳ね上がり愛撫していた手が微かに震えている。
姿は見えなくとも分かる、この声と尻から腰にかけて当たってくる突き出た下腹。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!